
絵金! エキン!! EKIN!!!
ところでみなさんは「絵金」という人物をご存知でしょうか?
幕末の土佐で庶民のために芝居絵を描いていた異端絵師です。絵金の芝居絵屏風の、泥絵具による鮮烈な色彩と、時間を導入した大胆な画面構成が、現代のわれわれに突きつけてくるものは数知れません。
授業「日本を歩く」では、昨年に引き続き7月14~15日に高知県赤岡町の「絵金祭り」を訪れるわけですが、そのいわば「前夜祭」として、7月7日(金)、大学で「絵金映画祭」を開催する運びとなりました。題して「和光大学絵金映画祭」!
さらに突然ですが、このページをご覧のみなさんは「中平康」という人物をご存知でしょうか? 『狂った果実』(57年・日活)でトリュフォーを熱狂させたあの異端映画作家の中平です。実は絵金と同じ土佐出身の中平は、晩年に絵金を題材とした『闇の中の魑魅魍魎』(1971年・中平プロ)という、タイトルからして異端なフィルムを撮っているのです。VHSが中古市場に出回っているというだけの、ほとんど幻のフィルムです。

この映画の特別上映を中心に、山本ひろ子先生と、わたくし山本ゼミの萩野によるトークを合わせてお送りする予定です。赤岡の絵金祭りのように、通りに絵金の屏風絵を並べることはさすがにできませんが、ひょっとしたら絵金の「偽絵」は出没するやも……?
絵金という幕末の謎の絵師を、70年代において「発見」した中平康らの先鋭な視線を背後から感じつつ、現在において再び「絵金的なるもの」を問い返す試みともいえるでしょう。乞御期待。(山本ゼミ・萩野)
◆主催:イメージ文化学科
◆運営:山本ひろ子研究室
◆関連授業:「日本を歩く」
◆期日: 2006年7月7日(金)
◆会場:B-205教室(予定)
14:30 開場
15:00 開会
15:05 参考上映『日本の美11 もうひとつの日本美 土佐の絵金』(VHS/25分)
15:30 ◆プロローグ「闇の中への招待――絵金と中平康」
萩野亮(イメージ文化学科4年)
15:50 小休止
16:00 ★特別上映『闇の中の魑魅魍魎』
中平康監督・1971年・中平プロ・108分・16mm
17:50 ◆エピローグ「絵金と赤岡――奇跡の町への誘い」
山本ひろ子(イメージ文化学科教員)
18:10 閉会
※時間はすべて予定。
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