11/10~11/13にかけて、授業「呪術の世界」(担当:山本ひろ子先生)では、奥出雲・吉田町(旧・吉田村)でのフィールドワークを行ないます。.jpg)
「呪術の世界」では、日本古来の製鉄法である「たたら製鉄」におけるわざと信仰を扱ってきました。私たちがおもむく、「鉄の歴史村」を名乗る吉田町では、日本で唯一現存する高殿(たかどの)の遺構を持つ菅谷たたらと山内(さんない)があり、また広く周辺には製鉄に関する博物館や記念館がたくさん建てられています。実際に製鉄の土地に足を踏み入れることで、いまは絶えてしまった日本文化のひとつの側面を、目で身体で、感じることができるのではないかと思っています。
また今回は、毎年吉田町で行なわれている近代たたらの実習生に、受講生4名が応募。炉づくりに始まり、4日間にわたるたたらの操業を実際に体験します。フィールドワークでは12日朝のケラ(玉鋼)出しを見学。4人の勇姿を楽しみにしています。
そして11日の夜には、吉田に伝えられている木ノ下神楽を見学。製鉄の土地は、神楽の土地でもあります。.jpg)
この授業では、さらに12月に大きなイベントとして「たたら祭り」(仮)を決行(詳細は後日アップ)。このイベントに向けて、まずは出雲という鉄と神楽の風土に触れてきます。(受講生・萩野)
COMMENTS
日本文明の特色は、一言で言うと「縄文と弥生の融合」
ということになると思いますが、その融合というものを
最初に達成したのは、古代出雲王朝であろうかと思います。
出雲王朝は邪馬台国よりも40年前に出現し、東西日本の
分け目となるフォッサマグナを超えた連合政体を日本海側
に実現しているからです。現在でも太平洋側はここを境に、
東は縄文的西は弥生的な名残が残っています。一方日本海
側はあまり明確でなく、山陰の出雲弁と東北弁が類似して
いるといったことが見受けられます。
一方、古事記/日本書紀などのような日本最古の文書も
縄文と弥生の葛藤と融合がイザナミとイザナギの国産み
神産みの物語として描かれています。しかし最終的には
縄文が弥生に席巻され、イザナミは死に、出雲と伯耆の
境、比婆の山に埋葬されてしまったのです。縄文のシン
ボルとしてのイザナミは一体どうなったのかあまり手が
かりはありませんが最近の考古学には目覚ましいもの
があります。それで私などは、島根県と鳥取県の県境の安来付近の考古学的ニュースには目が離せないのです。
むかし、司馬遼太郎のエッセイでそのあたりで日立金属が日本刀を作っていると書いてある本を読みました。
さすが、鉄鋼文化発祥の地ですね。
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