イメージ文化学科では毎年冬に、学科主催の大イベントを行うことが恒例となっています。00年度の「密教の護摩とロックの夕べ」に始まり、01年度「大元神楽の夕べ」、02年度「花祭」、そして学科開設四周年記念イベントとなった03年度の「備中荒神夜神楽」。それぞれ日本の各地より神楽社などをお招きして公演いただいたもので、大学周辺の地域住民の方々からも毎年好評をいただいています。
さて昨年度は? というと、大イベントはお休みして、「たたら祭りプレステージ」を行いました。――そうです。本年度開催の「たたら祭り」に向けて、すでに昨年プレイベントが行われているのです。いわば「和光大学たたら祭り」は二年越しの、これまでにも増した大イベントになるということができるでしょう。
それでは今冬開催の「たたら祭り」の紹介を踏まえて、昨年度の「プレステージ」の模様を少しばかり紹介しましょう。
「和光大学たたら祭りプレステージ」
◆開催日:2004年12月9日
◆内容:①授業「呪術とわざ」出雲フィールドワーク報告
②吹管分析実験:関根秀樹先生(本学兼任講師)
③ゲスト講演:長島節五氏(たたら研究会)
「たたら祭りプレステージ」は、昨年度の山本ひろ子先生担当の授業「呪術とわざ」において、たたら製鉄と金屋子信仰を学んできた受講生が行った奥出雲・吉田町(旧・吉田村)へのフィールドワークの報告を中心にして行いました。
山本ゼミ生の渡部さん(当時二年)による木ノ下神楽の報告は、現地で撮影した映像をうまく使い、鉄の風土が神楽に及ぼす影響関係を見ようとする画期的なものでありました。フロアから意見もとびだして議論となり、山本先生が解説者として登場する一幕もありました。
関根秀樹先生による、たたらの原理を用いた吹管分析実験、長島節五氏による西洋の技術を用いた和鋏職人についての講演も実に興味深いものがあり、両氏にお持ちいただいた数々の鉄製品や鞴などの展示は、来場者の足を止めました。
小規模でのイベントではありましたが、来場された方々も含め、あらためてたたら製鉄と金屋子信仰、そして現地で舞われる神楽が提起する問題を見つめなおし、本祭への足がかりとすることができたように思います。
本年度の「和光大学たたら祭り」本祭は、プレステージからさらにステージアップ。内藤正敏氏(東北芸術工科大学)をお呼びしてのフォーラムと、広島より比婆荒神神楽社をお招きしての特別公演、そして昨年に引き続き、関根秀樹先生指導によるたたら製鉄の小規模での操業(こちらは6日)を行う予定です。
盛りだくさんの「和光大学たたら祭り」は、2005年12月10日(土)和光大学にて開催します。ご期待ください!
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